「CADと聞くと難しそう」「男性の仕事だと思うイメージ」このように思っていませんか?
実際に設計現場で働いていた僕からすると、そのようなイメージは全くないということを伝えたいです。
今回はCADオペレーターは女性に向いてる理由、気になる年収や働きやすい環境があるのか、など女性目線で解説していきます。
目次
まずはCADオペレーターの好条件の求人を見てみませんか?
CADオペレーターはエンジニア業務に近い専門職であるため、時給が高い求人が多いんです。 CADオペレーターの求人は、以下のサイトで他より多く扱っているのでおすすめ。
しかし、「高時給」「時短勤務」「リモートワーク」そういった条件の良い求人は一般的には公開されておらず、無料登録しないと見れない「非公開求人」となっているので注意。
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CADオペレーターは難しくない!女性でも可能
CADと聞くと、「難しそう」そんな風に思われても無理はありません。
CADを扱うイメージの人というのは、設計者が分かりやすいですね。こちらは、CADの操作だけでなく建築や機械の知識を有していなくてはならず、設計する上で安全性や環境性など幅広い配慮が求められます。
このように、設計者は未経験では難しいです。大卒や高専を出ている理系出身者でなくては、そもそも採用して貰えない会社もあります。前に勤めてた会社がそうでした。
しかし、CADオペレーターはCADの操作のみを扱う仕事。自らが設計を行うことはほとんどありません。
よって、パソコンが使える人であれば大丈夫なんです。2~3週間あれば一通りの操作をパソコンに普段さわらない女性でも覚えることができますよ。
CADオペレーターが女性に向いている理由
建設・機械・電気と多くの業界で稼働しているCADオペレーターですが、女性が多く活躍しているんです。
それには、女性がCADオペレーターに向いている理由があるので、順番に紹介していきます。
ライフステージに合わせて働ける
女性には、結婚や出産、育児や介護など男性に比べて女性ならではのステージ存在します。それに合わせて仕事環境や生活スタイルを変えなくてはなりません。
そんな時にCADオペレータで働いてたという経験があるのであれば、派遣やアルバイトなど柔軟な働き方を選ぶことができます。
生活や環境の変化しやすい女性だからこそ、体力や拘束時間が求められる仕事でなく、専門的なスキルや経験が優遇されるCADオペレーターの仕事が向いているんです。
出産で育休してても再就職も可能
CADオペレーターは一度スキルを身につければ、今後も重宝されるくらい必要な人材として扱われます。
よって、出産で育休をしてもスキルや知識はそのまま残るので再就職や復職しやすいんです。
CADオペレーターの需要は、年々高まる一方。よって、仮に全く仕事をしない空白の期間があったとしても、経験を加味され求められます。
実力が認められれば在宅CADオペレーターも可能
企業の中には、在宅での仕事を許可しているところもあるため、在宅CADオペレーターとして働くこともできます。
出社する時は、打ち合わせや顔合わせ、月ごとのミーティングのみ。作業は自宅やカフェといった、働く場所を固定しない環境づくりができます。
しかし、在宅CADオペレーターの場合、周りにすぐに聞ける環境では無いため、ブランクはあっても経験者のみの募集がほとんどとなります。
女性特有の気配りや配慮が活きる
CADオペレーターの仕事は何も図面を描くだけではありません。時には、設計仕様書の作成やWordやExceを使った物量計算といった事務的な作業も兼務します。
同時に複数の仕事を進めることも多いため、一般的に男性よりも気配り力がある女性の方がCADオペレーターには向いているという声もあります。
僕の経験でも、女性的な感覚が時には製図の際に役立ち、男性には考えられなかった斬新な発想が役に立つことがありました。
図面チェックやもきめ細やかさや配慮がないと成立しません。女性はそういうところに長けている人が多いですよね。
相手の意図を汲み取る力がある
CADオペレーターは、図面に描かれている部品や製品の形状を描くだけではありません。
図面には、他の部品とのはめあいや、なぜここの大きさがこうなるのかといった、設計者やデザイナーがその部分に対してどう考えているのかが示されています。
そのため、図面を描くCADオペレーターは、より正確に設計者やデザイナーの意図を汲み取り、それを忠実に図面に描く能力が求められます。
一般的に男性よりも共感力が高く、相手の意図を汲み取る能力に長けた女性だからこそ、CADオペレーターの仕事が向いているです。
派遣社員は、時短勤務が認められる会社が多い
派遣会社の中には、子育て中の人でも仕事がしやすいように時短勤務で契約できる会社が複数存在します。
そのため、時短勤務をしながら、家事や育児をしながら働いている人も多いんです。
女性CADオペレーターの気になる疑問
ここからは、女性にとって気になるであろうCADオペレーターの疑問について解説していきます。
未経験からできるものなの?
CADオペレーターは未経験から始める人が多い職業です。なので経験がなくても可能です。
未経験の女性がCADオペレーターになるには、「未経験OKの求人を地道に探す」これにつきるでしょう。
ネット上に記事をみると、「設計ができないとCADオペレーターになるには難しい」こんな意見もありますが、そんなことはありません。
多くの求人サイトにて未経験でも可能となっていますし、人材難で未経験でも今すぐにでも来てほしい!という企業も実はあったりします。
なので、需要が無いということは無く、未経験でも全く問題ないので求人を探し、積極的に応募しましょう。
CADオペレータの女性比率は?
「はたらこねっと」調べによるCADオペレーターの男女比は、男性60%に対し、女性は40%。意外と多く在籍していますよね。
僕は建設業界で働いていましたが、意外と機械でも電機でも女性のCADオペレータは多いんですよ?
それは男性が多い職場だからこそ女性に気持ちよく仕事してもらえるよう働きやすい環境が整っているということです。
多いといっても男性よりも人数は少ないので、備品からなにやら新しいものが女性専用で使えたりと配慮があります。
年収はどれくらい?
CADオペレーター派遣社員の年収および収入は、都会や地方によっても異なりますが、東京で考えて見ると時給1500円~2100円というのが相場です。
この時間で、
- 1日8時間
- 土日祝休み
この内容で月20日、12ヶ月出勤したとして月給が、24万円〜33万6千円。保険が引かれて21万~30万円が手取りでしょう。
年収に換算すると、288万~403万円くらいということになりました。
地方に行くとこれよりも下がってしまいます。
資格を持ってた方がいいの?
正直なところ資格は必要ありません。男性ですら入社前は何も資格持っていません。
僕の会社ですと、入社後に技能講習やら機械設計技術者試験、消防設備士、危険物やら取るようにと言われますが、会社に入る前からあれこれ求められませんでした。
ぶっちゃけCADの操作自体は1カ月もあればサクサクこなせるようになります。
問題は設計条件を見て一から図面が書けるかどうかが重要です。会社に入ると覚えることが山のようにありますがCADの操作は氷山の一角にすぎません。むしろほとんどないようなものです。
気が付いたら勝手にできるようになってます。なのでこちらも資格が無くても心配しないでください。
「やる気、熱意、根気」がCADの仕事で必要な資格ですかね笑
僕の周りの女性CADオペレータを紹介
僕が前に働いていた会社では、主婦の方で設計士としてバリバリ働いていました。
彼女はどういう人物か紹介すると、30代で入社し現在まで20数年間働いていてそれまで一般の事務職をし、CADなんかとは無縁の仕事をしていたんですって。うちの会社のチラシを見て「面白そう!」と思って転職を決めたそうですよ!
最初はやはり苦労していたそうです。大学も行っておらず力学や物理の知識がないのでそれらを会社で身に着けるのは時間がかかって嫌な思いもしたそうですが。。笑
CADの操作に関してもそう。
ですが今では僕の大先輩です。仕事のやり方から何でも相談しています。(CADの操作もよく聞きます)。なので何とかなります!あきらめないでください!
まとめ
確かにCADが使える女性が少ないというのがネックで敬遠されている人も多いかと思います。
それだけであきらめるのはもったいない気がします。
ですが社内には女性はたくさんいますし、事務の方や経理、営業の方など。女性同士の横のつながりはすごく感じますし、よくお喋りをしてますよ~笑
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