今回は、人気のCAD通信教育を資料請求して比較してみました。
CAD講座は、各々が希望する講座や金額・目的によって、選ぶべきポイントが異なるので、ご自身が納得のいく講座を選ぶことが大切。
今回は、建設会社でプラント設計の仕事をしていた私がプロ目線で「本当に身につく講座はどれか?」という視点で解説していきます。
目次
おすすめCAD通信講座・教育を比較
- ヒューマンアカデミー
- 諒設計アーキトラーニング
- eGroove
- 日建学院
ヒューマンアカデミー
料金 | 72,000〜577,000円(税込)別途入学金・テキスト代あり。 |
講座数 | 24 |
受講期間 | 1ヶ月〜8ヶ月 |
対応CAD | AutoCAD、jw-cad、Revit、Inventer、 |
目指せる資格 | CAD利用技術者試験2級・1級(建築・機械) |
ヒューマンアカデミーは、CADコースの教育20年以上という実績のある通信教育です。
講座数も多く、幅広い選択肢から選ぶことができます。料金は、入学金やテキスト代が別途発生するので高めですが、教育ローンもあるので月々の支払いを抑えることもできます。
カリキュラムの多いのでじっくり時間をかけてCADを学びたい方におすすめ。
諒設計アーキトラーニング
料金 | 42,000〜157,500円(税込) |
講座数 | 6 |
受講期間 | 6ヶ月 |
対応CAD | AutoCAD、jw-cad |
目指せる資格 | CADデザインマスター 建築CADインストラクター |
諒設計アーキトラーニングは、建築事務所が主催する通信教育です。
講座のカリキュラム内で課題を提出するだけで、「CADデザインマスター」「建築CADインストラクター」の資格を同時に取得できます。
e-Groove
料金 | 19,550円〜52,500円(税込) |
講座数 | 4 |
受講期間 | 1〜10ヶ月 |
対応CAD | AutoCAD、jw-cad、Fusion360 |
目指せる資格 | CAD利用技術者試験(基礎・2級) |
eGrooveは、サブスク会員プランもあるのが特徴。
サブスク料金を支払えば、eGrooveのCAD講座を自由に受けれるのがメリット。まだどの講座を本格的に始めようか悩んでいる人にも受けやすいシステムになっています。
通常の買い切り講座もあります。
CAD通信講座各会社の資料請求!内容を解説
ヒューマンアカデミーの資料
ヒューマンアカデミーのCAD講座の資料請求した際に届く資料が以下になります。
- 「CAD/BIM」というパンフレット
- 「CAD総合コース」というリーフレット
- 料金表
講座の情報が記載されているのは、「CAD総合コース」というパンフレットです。
資料の構成は、
- Revit,AutoCAD,Inventorといったソフトの紹介
- ソフト開発者・講師・修了生のメッセージ
- 受講スタイルについて
おおまかな内容はこんな感じです。
建築3Dモデリングコースで扱うArchicad、Revit、AutoCAD、Photoshopといったソフトの開発者・講師からのメッセージが書かれています。「このソフトはこういった機能があるから、ぜひ身につけた方がいい」といった形で詳しく書かれていました。
講師からの言葉を読むと「実際に学んでみよう」と思えるような内容で、業界で求められるスキルが身に付くコースだなと感じました。
AutoCADは他の教材でも扱われていますが、ヒューマンアカデミーでしか学べないソフトもあります。
建築CAD3Dモデリングコースは各ソフトの講座がミックスされた内容なので、一つの講座で色々なソフトを学べます。
資料で紹介されていた講座の種類と料金について紹介します。※こちらで記載の講座はヒューマンアカデミーで展開するラインナップの一部です。
期間:12ヶ月
料金:602,800円(税込)
期間:12ヶ月
料金:444,400円(税込)
期間:12ヶ月
料金:353,100円(税込)
【オンライン講座】
以下のコースは、入学金10,000円で教材費が別途かかります。1単位180分の講義です。
回数:12単位
料金:81,000円
回数:8単位
料金:72,000円
回数:8単位
料金:72,000円
回数:6単位
料金:50,400円
回数:2単位
料金:15,000円
回数:5単位
料金:23,000円
回数:30単位
料金:110,000円
回数:30単位
料金:110,000円
諒設計アーキテクトラーニングの資料
続きまして、諒設計アーキテクトラーニングのCAD講座の資料について紹介します。以下の資料が届きました。
- 諒設計アーキテクトラーニングの通信講座の内容
- 通信講座徹底ガイド
- 特別価格で受講できる限定CADコースの内容がかかれた資料
- 資料請求のお礼が書かれた資料
- 受講期間無料延長のお知らせが書かれた資料
諒設計アーキテクトラーニングは、一級建築士事務所の株式会社諒設計。現役の設計士が監修する通信講座です。
設計士が図面の添削や、質問回答をするので、どこよりも実践力が身に付く通信講座と言えそうですね。
CAD通信講座の内容が書かれているのは写真の青い資料です。そんな資料の内容は、
- 諒設計アーキトラーニングの教育方針
- CADとは。求められる人材とCAD技術者の普及について
- コースの紹介(料金)
- 就業フォローについて
- 追加受講でポイントゲット
はじめに、諒設計アーキテクトラーニングのCAD講座の特徴について書かれています。
先ほども触れましたが、設計士が作図図面を見てくれるというメリットの他に、料金は、受講料・教材費・入学金込みの金額。よって余計な費用は発生しません。
諒設計アーキテクトラーニングを受講する8割が未経験!ということも書かれていました。初心者にとって、期間内に何度でも質問を受けられるという点は安心できますね
就業フォローも手厚いです。講座終了後は母体である(株)諒設計の外注業者として登録することができ、諒設計から仕事をいただけます。(仕事を必ず保証するものではありません)
いきなり、CADオペレーターとしてフリーランスで働くには勇気が入りますが、そのステージを諒設計では用意してくれます。どの程度仕事をいただけるかは分かりませんが、外注として登録できるのは凄いことです。
料金は全て税込で、入学金・教材費・質問無制限込みの金額です。
受講期間:3ヶ月
添削:5回
受講料金:AutoCAD講座:52,500円、jwcad講座:42,000円
分割払い:3,200円✖️18回、3,000円✖️15回
CADソフト:Autocad、jwcad
受講期間:6ヶ月
添削:10回
受講料金:AutoCAD講座105,000円、jwcad講座:84,000円
分割払い:5,000円✖️24回、4000円✖️24回
CADソフト:Autocad、jwcad
受講期間:6ヶ月
添削:10回
受講料金:AutoCAD講座105,000円、jwcad講座:84,000円
分割払い:5,000円✖️24回、4000円✖️24回
CADソフト
eGrooveの資料
eGrooveにはパンフレットがありません。格安での教材販売を提供しているため、紙媒体での資料の作成や電話勧誘といったことはしていません。
公式HPに講座に関する情報が記載されているので、詳しく知りたい方はHPをチェックしてください。
受講期間:10ヶ月
受講料金:52,500円
分割払い:5,800円✖️10回
CADソフト:jwcad、Autocad、Fusion360
受講期間:5ヶ月
受講料金:36,550円
分割払い:6,800円✖️6回
CADソフト:jwcad
受講期間:5ヶ月
受講料金:36,550円
分割払い:6,800円✖️6回
CADソフト:Autocad
受講期間:1ヶ月
受講料金:19,550円
CADソフト:Autocad
受講期間:5ヶ月
受講料金:36,550円
分割払い:6,800円✖️6回
CADソフト:Fusion360
ユーキャンにCAD講座はない
よく質問で聞かれるのですが、あの有名通信講座「ユーキャン」ではCAD講座はありません。
多いのが「法律・ビジネス」「介護・福祉・保育」「料理・栄養・健康」など。ITやパソコン関係の資格って実は少ないんです。
上記のようにオーソドックスな講座ばかりです。
なら、「CADのスキルを身につける上であったら便利な資格はユーキャンにはないの?」このような事もたまに聞かれるので調べてみました。実はあったんです。
僕が建設会社の設計課で働いていた時に、先輩方が取得されていた資格があります。そして会社からも「取得するように」と年度の予算に組み込まれていて、毎年そのリストからなにかしら受験して取得するようにしていました。
その中でもユーキャンの講座にもあるのが、
- 危険物取扱者
- 第二種電気工事士
の2つです。これらを持っていると上司から喜ばれます笑
特に危険物取扱者は(乙4)は比較的難易度は低めなので、先輩設計課の人はほとんどは持っていました。
まとめ
CADの通信講座は様々ありますが、あらゆる観点を総合的に見ていきましょう。気になった講座は無料で資料請求できるので応募してみましょう。