CADオペレーターへの転職の際に必要になるのが、履歴書の提出。その中でも悩ませるのが「志望動機」の書き方です。特に未経験の方は、「どういう人が欲しいと思われるのか」って知りたいですよね。
僕は元設計士で多くのCADオペレーターを見てきた中で、「こういう志望動機は好印象だ」と思わせる例文を紹介。
まっすー
その上で、志望動機を書く時に気をつけたいポイントから、未経験でも採用されるための書き方を解説していくので、ぜひ参考にしてください。
目次
まずはCADオペレーターの好条件の求人を見てみませんか?
CADオペレーターはエンジニア業務に近い専門職であるため、時給が高い求人が多いんです。 CADオペレーターの求人は、以下のサイトで他より多く扱っているのでおすすめ。
しかし、「高時給」「時短勤務」「リモートワーク」そういった条件の良い求人は一般的には公開されておらず、無料登録しないと見れない「非公開求人」となっているので注意。
まっすー
無料登録すれば誰でも閲覧可能!1分もあれば完了するのでまずは登録したら求人を見てみてください。
CADオペレーターって凄いんだ!って思うと思いますよ。
CADオペレーターの志望動機の例文
まずは、書き方を覚える前に実際の志望動機例を見てみましょう。まずは参考になる例文を見ることで覚えていきましょう。
- 全くの未経験の人の場合
- 中程度の経験者の場合
全くの未経験の人の場合
私が貴社を志望した理由は、これまで事務系の経験が多かったので手に職がつく、技術をつける経験がしたいと以前から思っていたからです。
以前はソフトウェア会社の経理職として、会社の会計に携わっていましたが、3年前に退職し専業主婦の生活を送っていました。
しかし、専業主婦を送るうちに社会復帰したいと思うようになりました。以前働いていた仕事中、客先のCADオペレーターさんと関わる機会があり私も、ものづくりの原点といえるCADオペレーターの仕事に興味を持ち仕事に就きたいと思い、独学でCADを始めました。
まだまだ不慣れな点はありますが、毎日本を見いながら操作しているとCADの面白さに引き込まれ、今では、CAD利用技術者試験に向けて勉強中です。
CADオペレーターとしての実務経験はありませんが、少しでもお役にたてるように努力していきたいと思いいます。
たとえ、設計業務の未経験者だったとしてもCADオペレーターでは問題ないです。
しっかりと、CADオペレーターへの意欲、学習姿勢を示し入社後に頑張って働いていくということをアピールしましょう。
中程度の経験者の場合
前職では、プラント建設工事の建設会社ではアルバイトとして入社し、3年間CADオペレーターとして勤務してきました。
関わったタンクや、配管、タワーが出来ていくうちに達成感があり、やりがいも感じました。同時にさらに身近な設計にも関わってみたいと思うようになり、転職を決意しました。
また、これまではアルバイト雇用でしたので、将来を見据えて派遣社員、ゆくゆくは正社員として長く仕事に携わっていきたいと思ったのも転職理由の一つです。
貴社では、身近なエアコンや掃除機、冷蔵庫といった家電製品の設計に関われると求人広告で知りました。
また、CADオペレーターとして活躍した先に設計士へのキャリアアップの道があるという点も、自分の可能性を広げるチャンスだと感じました。ぜひ、貴社で活躍していきたいと思いますので、何卒宜しくお願いします。
志望動機が中々思いつかず、ペンが進まない!という人は、働きたい会社の魅力や、その仕事で自分が活かせそうな経験やスキルをまとめてみると、書きやすくなります。
そういった過去の経験を棚卸ししてみると、自分だけのオリジナルな志望動機に仕上がります。
CADオペレーターが志望動機を書く時に気をつけたいポイント
CADオペレーターは、業務以上にハード面が求人広告では見えません。そのため、「なぜ、志望したのか」という理由は必ず聞かれるでしょう。
ここでは、志望動機を書く上で、内容に含めたいポイントをいくつか解説していきます。
業界・企業の魅力を伝える
ご志望動機を作成する上で、相手企業や業界のことを知っていないと、どこに魅力を感じたのかを伝えることができません。
業界・企業を研究して、企業の事業内容や社風を知ることが大切です。
業界研究を通じて、その業界にイメージを再確認したり、逆にイメージとは違う点について認識することができるので、とても重要です。
スキルの向上心を示す
企業がCADオペレーターに求めているものは、CADの操作スキルを持った人材です。いわば即戦力。資格や経験があるのであれば、志望動機でもその点に触れましょう。
もし、スキルがないのであれば、「この人は入社後にスキルを付けてくれるだろう、身につくだろう」と会社に思わせなければなりません。
志望動機には、CADを独学で勉強している旨を伝えたり、CADへの興味関心を示すエピソードをかいておきましょう。
仕事選びと企業との共通点を示す
面接時に聞かれるのは、「なぜうちの会社なのか」という事です。
数ある会社の中で、なぜうちに応募したのかを説明できないと、「じゃあ他でいいじゃん」となり、貴方を取る必要が薄れてしまいます。
あなた自身がどんな思いで、なぜその企業を選んだのか、ということに筋が通った文章が書ければ、企業の担当者に伝わりやすくなると思います。
そして、企業の目指す方向性と、今後実現したいキャリアの方向性が合致していることを伝えれば、入社後頑張ってくれそうだ、という印象を与えることができます。
自分の経験で貢献できるポイントを示す
志望動機で大切なのは、これまでの経験を踏まえて貴社でどう貢献できるのか、という点です。
- 今までどんな仕事に関わり、どんな経験を積んできたか
- その経験を入社後にどう活かせそうか
この2点を盛り込むことが重要です。
これらを入れることで、今までの経験を具体的に伝えるだけでなく、仕事に対するモチベーションや意欲も同時に伝えることができます。
これにより、就職後の働き方もしっかり考えている事がアピールできます。
未経験の人でも大丈夫!これを含めると好印象な書き方
何もCADオペレーターの仕事は誰でも務まるわけではありません。当然ながら、向き不向きがあります。
そこで、以下で紹介するポイントがあればCADオペレーターに向いていると言えるでしょう。つまり、このポイントを志望動機に盛り込むと、企業にとって好印象だということです。
コツコツ細かい作業が得意
CADオペレーターは、時に細かく根気のいる作業をします。
1mmずれただけでアウトの世界なので、スピードだけでなく操作には細やかさが求められるんです。
1日中パソコンに向かって細かい図を書いたり、数字を入力したいりすることや、図面チェックで1日が終わってしまうこともあります。
そのため、そういった細かい作業を長時間しても苦にならない、むしろ得意!という人の方が印象良くなります。
チームワークができる、コミュニケーション能力がある
CADオペレート業務はパソコンに向かって、黙々と個人作業となりますが、周りには設計士や現場スタッフ、デザイナーなど色々な人がいます。
CADオペレーターは、そういった人達とコミュニケーションを取りながら図面を書くことになるので、チームワークができる事やコミュニケーション能力は必要なんです。
また、取引先に図面を納品したり、場合によっては外注さんに図面を書いてもらう際に、その担当者の人とのやりとりが発生する場合もあります。
そのため、そういった人たちと難なくコミュニケーションが得意という人材は、企業にとってもプラス要素となります。
数字に強い
CADオペレーターは、時に数字を入力する作業があります。
簡単な質量計算や、荷重計算といった積算した値を図面に入力します。こういった作業もこなせるか、という事もポイントなので志望動機にも加えたいですね。
立体把握が得意
CADの図面は、複数の視点から物体を描きます。
そのため、頭の中で立体を想像することや空間把握能力がある人ほど、書くことがスムーズになります。
たとえ、図面修正で採用されたCADオペレーターさんであったとしても、立体把握する力があればあるほど採用したい!思うことは間違いありません。
もし、こういった能力に自身があるのであれば、ぜひ志望動機に記載しましょう。
CADオペレーターの履歴書の書き方
志望動機が書けたら、他の項目も埋めていきましょう。
空欄なく、スムーズに書くためには以下の記事を参考にしてくださいね。
CADオペレーターの履歴書の書き方と採用担当によく見られるポイント
まとめ
今回はCADオペレーターの志望理由を中心に解説してきました。
書面による志望動機以外にも、面接により深く志望動機は聞かれるかもしれません。そういった際には給料面や待遇のメリットを話すだけでなく、CADオペレーターの仕事面に魅力を感じたということを伝えれれば最高です。
志望動機は、人それぞれストーリーがあるので正解はありません。ぜひ、参考にして素晴らしいオリジナルの志望動機を完成させてくださいね。
【2024年版】CADオペレーターになるなら、この派遣会社がおすすめ CADオペレーターの履歴書の書き方と採用担当によく見られるポイント 未経験でもOK!CADオペレーターの志望動機の例文と好印象を与える書き方 なぜ?CADオペレーターはやめとけ言われる不思議な話 元設計士がリアルに解説!CADオペレーターの仕事内容、向いている人とは 【まず取得したい】CADオペレーターの人気資格6選を元設計士が解説 CADオペレーターは女性に向いている理由と仕事事情を解説 CADオペレーターが主婦におすすめな理由と仕事探しの方法を元設計士が解説