CADの操作を快適に行う上で、モニターの質は重要です。作業しやすいモニター環境を整えて上げるだけで、普段の作業効率がアップします。
今回の記事では、モニター選びで注意したいポイントをあげつつ、おすすめのモニターをピックアップしたので合わせて紹介します。
作業環境の見直しをすることで、びっくりするほど改善します!
CADに適したおすすめモニター3選
BenQ モニター ディスプレイ GW2480 23.8インチ
BenQのIPSパネル24インチ。価格も手頃でおすすめ、VESA対応でモニターアームも使えます。
スタンド背面にケーブル収納も備えているため、配線もスッキリします。
LG フレームレス ゲーミングモニター UltraGear 24GN600-B
少しこだわりたい、という方にはこちらのゲーミング用でもあるモニターがおすすめ。応答速度が早く、3DCADのモデルをグリグリ回してもしっかりついてきます。
ブルーライト軽減やモニターアームの取り付けも可能。
LG モニター ディスプレイ 24UD58-B 23.8インチ
4Kモニタの中でもお買い得なのがこの商品。HDMI、Displayportの接続ケーブルがついてこの値段なので更にお得感があります。
もちろん、ブルーライトカット・フリッカーセーフ機能搭載。モニターアームの取り付けも可能。
CADに適したモニターを選ぶ際に注意したい点
CADに適したモニターを選ぶ際に注意したい点をまとめました。
- 広い視界の確保!画面の大きさは24インチ?21インチ?
- パネルの種類は?IPS・VA・TNの違い
- 見た目くっきりではっきり見える!画面の解像度はフルHD?4K?
- デスク周りの改善・領域UP!モニターアームに取り付けられるVESA規格か
- お手頃な価格でコスパGoodなもの!気になる値段
一つづつ解説していきます。
広い視界の確保!画面の大きさは24インチ?21インチ?
結論を言うと、画面は大きければ大きいほど良いです。しかし、あまりにも大きいと首を横に振る動作で首を痛めますので、大きすぎても心配です。
僕のおすすめは24インチです。それを2枚横に並べるのがベストでした。
複数枚あると、一つはCADを開き、もう一つは計算書・ソフト、ブラウザ、解析ソフトといった使い分けができるので大変便利!
AutoCADは同時に複数開くことができるので、片方に組図、もう片方に詳細図といった開き方が可能で、コピーの受け渡しも楽にできちゃいます。
「画面の大きさを1段階小さくてはだめなの?」という点ですが、過去に21インチを使ったことがあり、少し物足りなさを感じていて、24インチに辿りついたという感じです。
27インチだと1枚並べるだけで、机の領域が場所を取ってしまいます。横に2枚並べてしまったら、首が180度くらいぶんぶん振り回さないと行けなくります。
パネルの種類は?IPS・VA・TNの違い
一概にモニターといっても、大きく3種類パネルがあります。
結論、CAD用にはIPSパネルが最適。
それぞれで特徴があるので、順に解説します。
IPSパネル
視野角が広く、色が安定しやすいという特徴。
色彩表現も多く、画質も高いためイラストや写真を扱う方にぴったり。
一方で白っぽさが目立つデメリットもあり、黒の色が苦手な側面も。
VAパネル
コントラストがよく、黒色の表現が得意。
映画や動画といった映像を見るのに最適なパネル。IPSに比べ視野角が狭いため、斜めから見た場合に色の見た目に差異が生じます。
TNパネル
応答速度が早いため、FPSを重視するゲーマーの方に最適。
製造コストが安く、消費電力が少ないので低価格な商品が多いのも特徴です。
見る角度によっては、色が大きく変わってしまう欠点もあります。
見た目くっきりではっきり見える!画面の解像度はフルHD?4K?
解像度は1920×1080のサイズのフルHDで綺麗に見えます。
僕は、機械設計をメインとしていて、特に3DCADの材質や表面の表現はあまりしてこなかったので、4Kの画質の必要性は感じませんでした。
ですが見てみると4Kの画質ってすごいですね。3DCGといったアニメションを使っている方にとっては魅力的な機能だと思います。
デスク周りの改善・領域UP!モニターアームに取り付けられるVESA規格か
2枚左右に並べる際に、机にベタ置きでも問題ないのですが、モニターアームを使うことで、机の面積を消費せずに設置することができます。
アームの高さも自由に変えられるので、自分の目線に画面を置くことが可能!これにより上下にあまり首をく動かすことなく作業できるので、首が疲れにくいです。
ブルーライトカット!目に優しい機能がついているか
長時間画面を見つめることが多いCAD設計者にとって、ブルーライトカット機能は必須です。
ブルーラートは通常の可視光よりも強い光なので、見続けると目はダメージを受けて、披露・疲れ・肩こりといった症状を招きます。
なので、できるだけ、ブルーライトカット機能がついているモニターを選ぶことをおすすめします。
フリッカー防止機能でちらつきを制限
ブルーライトカット機能以外に、フリッカー防止機能を有しているモニターも目に優しいです。
フリッカーとは、ちらつきの事。たまに画面がちらついたり、光と暗い映像が繰り返し合って、「眩しい」「疲れる」と感じた経験はありませんか?
これも目にとっては害になり、見すぎると先程と同様によくありません。なのでこういった、「体をいたわった機能」がついているモニターを選ばれたほうが、健康上安心です。
お手頃な価格でコスパGoodなもの!気になる値段
どんなに優れた商品でも、予算内でなければ意味がありません。
上記の条件を満たす商品は1万数千円〜存在します。この条件をふまえつつ、メーカー・値段・見ため・スピーカーの有無等お好きな商品を選ばれて下さい。
以下では、そんなコスパの良い商品を中心に、3点ピックアップしましたのでこれから順に解説していきますね。
まとめ
以上、CADにおすすめのモニターについて解説してきました。
モニターを変えるだけでも、作業効率が上がるということを身をもって実感しているので、ぜひ試してみてください。
おすすめのCADパソコンについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
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