CADの作業に向いているマウスが存在するのをご存知ですか?
CADの作業では必須のマウス。この道具を変えるだけで、普段の作業が快適になりますよ。
今回の記事では、色々なマウスの種類を比較し、僕が試してきた中で特に使いやすかった3つのマウスについて解説・紹介していきます。
CAD用マウス元設計者が選ぶおすすめベスト3
1位 マイクロソフト ワイヤレス ブルートラック マウス Wireless Mobile Mouse 3600
使いやすさバツグンです。軽いクリック感で音も気になりません。左右のグリップが効いて操作性もバツグン。
Bluethooth対応パソコンでないと使えないが無線の場所に縛られない感じがいいですね。値段も約3000円とお手頃。見た目こそシンプルだが無駄がないデザインです。両利きタイプなのも評価UP。
まっすー
2位 Logicool ロジクール ワイヤレスマラソンマウス SE-M70
ロジクールの長電池寿命でお馴染みのマウスが2位です。右手タイプしかないので左手使いの僕にとっては残念。以前のモデルは4000円を超えて値段が高かったが2018年モデルは安くなりました。
3位 マイクロソフト マウス ワイヤレス/小型 Wireless Mobile Mouse 3500 GMF-00423
クリック感がカチカチ鳴るタイプ。電池の持ちは減りが速い印象でした(約3か月)。ホイール操作も若干固め。価格は2000円しないのがありがたい。
CADマウスの選び方
CADマウスは軽い、疲れないものを選ぼう!重いと腱鞘炎の原因にも!
CADではマウス動かし、手首を酷使するので重いものはNGです。手の全体や手首の疲れの原因になり、使えば使うほど体の動きが鈍くなり生産性は下がっていくでしょう。
CADマウスのクリック感!静音マウスがベスト!
クリックした感じがこれまた人によって好き嫌いが分かれるポイントになります。
このクリック感が大きい(カチカチ音が大きい)となると周りに迷惑がかかるかも。と思ってしまいます。
クリックを連発する作業なので音が大きいものは避けるべきかなと。
CADマウスはホイールが超重要!自分で設定できると尚良し。
CADではマウスのホイール操作に拡大縮小や平行移動で使われます。操作の中でもほんとによくやる操作なのでココが合わないと不快感MAXです。
ホイール部分ができるタイプがほとんどだと思いますが、この部分が重要。ホイールクリックで平行移動!
クリック感が硬かったりスムーズじゃないやつがたまにあるので要注意です。
CADマウスとは
CADマウスとは、簡単に以下の3つの特徴があります。
- カクカクしない!スムーズな動きで操作しやすい
- 他の仕事にも応用が可能
- DPI値が高く精度が良い
一つづつ解説していきます。
カクカクしない!スムーズな動きで操作しやすい
CADの操作は図形のドラッグ&ドロップなど、クリックしながら移動させたりホイールをぐりぐり動かしたり要はよく動かします。
CADに向いたマウスを使うことで作業が直感的にスムーズに素早く操作できるので、CADを使った作業の効率が上がり、仕事が早く終わります。
他の仕事にも応用が可能
他のエクセルやワードの操作やネットで調べ物などの仕事もCADマウスのボタンを割りつけたり、素早い動きでささっと終わらせることができます。
CADの作業以外の仕事で余って生まれた時間をCADで使え、お互いに分け与えて時間の最大化をしましょう!
作業の効率UPは永遠の課題ですよね。
DPI値が高く精度が良い
CADの作業はとにかくマウスをよく動かします。通常のネットサーフィンの操作と違い、より動かしやすいもの、精度がいいものを求めるんですよね。
そこで制度に影響するのがDPIという数値です。この数値が高ければ高いほど、精度の良い動きをします。
CADに適したマウスの種類
CADマウスを選ぶ上で、マウスには以下の種類があることを押さえなければいけません。
- 有線マウス
- 無線(ワイヤレス)マウス
- 3ボタンマウス
- 5ボタンマウス
- トラックボールマウス
それぞれにどんな特徴があり、どういったメリット・デメリットがあるのか解説していきます。ゲーミングマウスについては別で解説しています。
有線マウス
接続が安定している
有線の場合、パソコンと直接ケーブルで繋がっているので接続が安定しています。なので途中でカクつく、止まる、ってことが基本的にないです。
バッテリーもパソコンから直接宮殿しているので、電池切れの心配が必要ありません。
軽い
電池を入れていないため。軽量で動かしやすいです。長時間作業にも疲れにくいです。
電池の心配がない
パソコンからの宮殿で電池がなくなる心配がないので、電池切れで突然動かなくなるということがありません。
ケーブル線が邪魔
パソコンとケーブルで直接繋がっているのでコードが邪魔だと感じることも。
コードの断線も気になりますね。コードの長さ内でしか作業できないので離れた位置から操作できません。
無線(ワイヤレス)マウス
マウス移動が楽
有線のようにケーブルがなく操作範囲も無限大。コードがないためデスクの上でコードが絡まることもありません。
線の心配がないので携帯、持ち運びに便利。外出先でもさっと取り出してすぐ作業できます。
電池の寿命が気になる
電池の取り換えの手間があり、面倒と感じることも。
電池のせいで重量も重くなります。
無線の操作もノイズの影響を受けやすく、環境によってはカクついたりして操作が安定しないことがあります。
3ボタンマウス
ホイールなし
今回ここで定義しているのはホイール部分のないタイプの3ボタンマウスです。
ホイールの押し込み部分が真ん中に割り当てられていることによりより押しやすく便利。
3DCADでモデリングの際に真ん中のホイールボタンを多用するので3DCADユーザーにはもってこいのタイプ。
ホイールを「カリカリ」動かす作業は長時間行うと疲れるのでその対策にもなります。
馴れが必要
ホイールマウスを多用してた人には慣れが必要です。
左右ボタンの感覚が広めなので、手の大きさによっては合わない人もいます。
あまり品数が世に出回っていないためデザインの選択肢が他のモデルよりもありません。
5ボタンマウス
ボタンの割り当てが可能
戻る・進むボタンがあることにより、ネット閲覧がよりスムーズにできる。
ボタンの割り当てが出来るので、よく使う操作のコマンドをボタンに割り付けてスピーディーナ作業ができる。
他人が使いこなせづらい
CADの操作を通常のウェブ閲覧、エクセル・ワードでの操作の割り付けたボタンの互換性をチェックする必要がある。
他人が使うと慣れないボタンの割り当てにビックリしてしまうことがある。
トラックボールマウス
エルゴノミクスに基づいた構造
ボールを動かすことでカーソルが動くので手全体を使ってマウスを動かさなくていいので疲れにくい。
人間工学に基づいて作られているので手にフィットしやすい構造になっている。
価格が高い
5ボタンが付いていたり、固体に付随する機能が多く高額なものが多い。
親指が疲れる
慣れるまでに時間がかかりその間指が疲れてしまう。
CAD用マウスでゲーミングマウスってどうなの?
CAD用マウスでゲーミングマウスやトラックボールは使いこなすのが難しい
先ほども挙げましたが、CADの操作はマウスポインタをよく動かす作業です。
ゲーミングマウスには優線の物が多くどうしてもコードの動きが気になってしまいがちです。
CADでゲーミングマウスのボタン設定ってそんなにいるの?
正直いらないです。普通のマウスを使っていて「マウスにボタンがもっとあれば~ができるのに~」なんて思ったことがないからです。
その機能のせいで価格が高いとなっていたらもったいないですよね。
トラックボールマウスに関しても同じようなことが言えます。
トラックボールは動かさないことが最大のメリットなのです。操作が慣れるまでの作業効率の低下と将来使いこなした時の効率UPを天秤に掛けたときどっちがいいかと思うと「う~ん」て感じ。
作業が遅いと周りから何か言われそうだし、自分でもイライラしそう。ってことで自分は採用していません。
CADマウスで左手用ってあるの?
僕は普段左手でマウスを使うことで右手でペンを持って書いたりできるようにしてるのですが、なかなか左手用マウスってないんですよね。
右効きなら右手用のマウスがあり、こっちはたくさん種類があるんですけど左手用って少ないんです。なんでマウスを選ぶのも一苦労。
まっすー
まとめ
今回は無線タイプのマウス紹介でした。CADで使用となるとぐりぐり動かすことを想定して配線に縛られないタイプがいいのかなと。
マウスを変えるだけで作業が変わるのは実感しているので、もっと良いものがあるのかもと求めてしまいます。。。。
CAD用パソコンは以下の記事で解説しています。合わせてご覧ください。