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【QM7J-B194/Tレビュー】ツクモのエアフロー・静音設計ミニタワーPC

ツクモのQM7J-B194/Tは、Quadro P620を搭載しているクリエイターPCです。

価格もお手頃で手に届きやすいので、これからCADやCG制作の為のパソコンを導入しようとしている人にとって最適なPCです。

今回は、そんなQM7J-B194/Tのスペックレビューをしていきたいと思います。

QM7J-B194/Tのスペック

製品名 G-GEAR GA7J-D194/T
CPU Core i9-9700
GPU GeForce RTX 2060
メモリ 16
ストレージ 240GB SSD/1TB HDD
重量 約12kg
価格 134,800円(税抜)

QM7J-B194/Tの公式HPはこちら 

外観・ケース内部


QM7J-B194/Tは、AeroStream専用オリジナルケースを採用。空気の流れを意識したケースとなっていて、静音性にもこだわっています。

デザインは、黒・銀を貴重としたシンプルに統一。空きのこない配色でケース内部は、高級感がある黒塗装をしています。電源ボタンの下には、視認性に優れた高輝度ブルーLEDのアクセスランプと、目に優しい高輝度グリーンLEDのパワーランプを配置。

サイズは、180(W) x 406(D) x 358(H)mm。こちらはケースの外形寸法です。

情報局

LEDの見た目の良さにもこだわりが見えます。
QM7J-B194/Tのサイドパネルは密閉型。これにより、内部から音がもれないので静音性を実現しています。

電源の配置もパーツの中でも一番上にすることで、空気の通り道を確保。

情報局

ケーブルの配線処理には最新の注意を払って生産しているので、ケース内部で邪魔にならない場所に取り付けられています。

CPU

QM7J-B194/TのCPUには、「Core i7-9700」が搭載されています。

CPU ベンチマークスコア
Core i9 9900KS 21200
Core i9 9900K 20200
Core i9 9900 18200
Core i7 9700K 15800
Core i7 9700 14800
Core i5 8600K 12800
Core i5 8500 12100
Core i5 9400 12050

Core i7 9700は、8コア8スレッドのCPU。Core i7-9700Kの下位モデルとして登場しましたが、値段が約5,000円ほど安い商品となっています。

その分、Core i7-9700Kよりも定格周波数が、0.6GHz、TBが0.2GHz引き下げられていますが、全世代のCore i7-8700と比べてコア数が33%アップしているためCPUパフォーマンスは上がっています。

グラフィックボード

QM7J-B194/Tのグラフィックボードは、NVIDIA Quadro P620が標準搭載されています。

このGPUがどれほどすごいのか、ここで他GPUとの性能の違いをみていきましょう。下記CUDAコア数は、NVIDAが算出した数値を参照。

GPU CUDAコア数
Quadro RTX6000 4608コア
Quadro RTX4000 2304コア
Quadro P2200 1280コア
Quadro P620 512コア
Quadro P400 256コア

Quadro P620は、従来のQuadro P600と比べて約45%の性能が上がった製品です。消費電力は40Wと従来と変わらないので、性能だけ上がったので単純なレベルアップを果たしました。

Quadro P620は、価格も安く性能も安定していることから、多くのCAD・CG向けクリエイターPCの入門用モデルに搭載されています。4画面のMiniDP出力に対応しているので、マルチモニターでの仕事もできますよ。

メモリ

メモリは、16GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、8GBx2)が搭載されています。

PCに搭載されているメモリは、最新の製造設備を完備した工場で生産され、厳しい負荷試験をパスした 製品だけを使用しているので安心できますね。

ストレージ

ストレージには、1TB HDD(SATAIII接続 / 6Gbps)が搭載されています。SSDの搭載は標準ではありません。

よって、データの保存・転送・ソフトの起動が速いSSDのカスタマイズが推奨です。
240GBのSSD(WD GREEN SSD / SATA 6Gbps)でプラス5,000円から、SSDの2倍の通信速度性能である「M.2 SSD」は、250GB (Samsung 970 EVO Plus / M.2 NVMe)でプラス13,000円からカスタムできます。

MEMO

HDDは最大で8TBまで増設することができます。(プラス14,000円)

インターフェイス

ケースの前面のインターフェイスは以下になります。

前面のインターフェイス

  • USB3.0ポートx2
  • オーディオ入出力

背面のインターフェイスは以下になります。

背面のインターフェイス

  • DVI-D ×1
  • HDMI ×1
  • VGA(ミニD-Sub15) ×1
  • PS/2(マウス)ポート ×1
  • PS/2(キーボード)ポート ×1
  • USB 3.1(Gen 1) ポート ×4
  • USB 3.1(Gen 1) Type-Cポート ×1
  • アナログオーディオ入出力
  • LAN(RJ45) ポート ×1

続いて、搭載されているグラフィックボードのQuadro P620の端子は以下になります。

グラフィックボードのインターフェイス

  • MiniDisplayPort x4

MiniDisplayPortが4つついているので、グラフィックボードだけで最大4画面出力することができます。

QM7J-B194/Tのカスタマイズ

QM7J-B194/Tには、SSDが搭載されていないのでカスタマイズするなら、まずはSSDを検討しましょう。

そして、電源は【80PLUS BRONZE認証】 CWT製 GPT400S-ATC (最大450W、定格400W)が搭載されています。こちらは、電源の中でも最低限の容量となるので、グラフィックボードを増設する際は供給電力を大きくする必要があります。

まとめ

今回は、ツクモのQM7J-B194/Tをレビューしてきました。

エアフローや静音設計を意識したケースを採用し、利便性に優れた一台です。QM7J-B194/Tは、値段が上がりがちなクリエイターPCを手に届きやすい価格で提供されているPCでもあります。

ツクモではポイント制度があるので、周辺機器をツクモで購入される方にとっては更にお得感がありますね。

QM7J-B194/Tの公式HPはこちら