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ワークステーションのおすすめ商品とは?価格、メーカー別に紹介【2022年版】

仕事で使う高性能なワークステーションは値段がピンキリです。それは、CADや動画編集、ディープラーニングといった使用用途によって求めらるスペックが異なるからなんです。

決められた予算の中で失敗のないワークステーションを選ぶためには、仕事環境にあった適切なスペックを選定することが大切です。

情報局

今回の記事では、各パーツの選び方おすすめのワークステーションを紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ワークステーションの選び方


ワークステーションを選ぶ際に重要なのは、大きく以下の2点です。

ワークステーションの選ぶ際に重要な点
  • 適したパーツを選ぶ
  • BTOショップを選ぶ

それぞれについて、順に解説していきますね。

適したパーツを選ぶ

ワークステーションは、以下の構成となっています。

  • CPU
  • グラフィックボード
  • メモリ
  • 電源
  • ストレージ

この中でも特に重要なのが、「CPU・グラフィックボード・メモリ」です。この選定を間違えると、

  • ソフトが全く動かない…
  • ソフト単体では動くが、他のソフト同時起動で動きが重くなった…
  • 将来使用するソフト基準で購入を考えれば良かった…

なんてことになりかねません。パーツの選定には余裕を見てあげることが大切で、同時に複数ソフトを動作させることを想定して選んでください。

では特に「CPU・グラフィックボード・メモリ」について適切なものを選べるように、以下で解説していきます。

CPUはXeonかCore i7か

CPUはパソコンで言う頭脳の部分です。ここが優秀でないと複雑な計算や処理に時間がかかってしまいます。なのでこのパーツには、しっかり選んで上げる必要があります。

ワークステーションでCPUを選ぶならXeonかCore i7。この2つが有名ですよね。

Xeonはワークステーション向けに開発された産業用CPU。Core i7はコア数の多いインテルの高性能CPUと、両者に強みがあります。

Xeonは、漠然と「Core i シリーズよりも性能で優れている」と思われている方も多いと思います。Xeonは、Coreiシリーズには無い以下のような「拡張機能」を備えているため、CAD用ワークステーションに選ばれているんです。

ワークステーションにはXeonが向いている理由

ECCメモリが選べる

Xeonは「ECCメモリ」に対応しています。パソコンには普通のメモリとこのECCメモリ2つが存在します。

ECCメモリは普通のメモリに比べ、搭載されているチップの数が多く、その多いチップの役割が「データの破損を修復し、自動的に修正する機能」を持っています。

この修復能力がCADデータが破損しないように働いてくれ、仕事をする上で不可欠な機能となっているんです。

CPUを複数搭載可能

通常のパソコンにはCPUが1つしか搭載できませんが、Xeonにはスケーラビリティという機能が備わっているので、Xeonを2つ搭載することが可能。このことにより、パフォーマンスを上げ、複数の作業を同時に行うことが可能になるのです。

例えば、3DCADのモデリングをしながら、BIMで解析をする。こんなことがサクサクできる様になります。

Xeonの種類 型番 対応ソケット
5世代前のXeon Xeon E3 12○○ シングルソケット
Xeon E5 24○○ デュアルソケット
Xeon E5 46○○ クアッドソケット
6世代以降のXeon Xeon Bronse デュアルソケット
Xeon Silver デュアルソケット
Xeon Gold クアッドソケット
Xeon Platinum オクタソケット

下の行にいくにつれ、新しく、モノがいいCPUなっています。

グラフィックボードはQuadro

グラフィックボードは表示する画像を滑らかにする仕事をします。性能がいいグラフィックボードであればあるほど、1秒間に作られる絵の枚数を増やし、動画のように綺麗に表示してくれるんです。

3DCADでは拡大縮小やメッシュの材質による表面の見え方を表現するのには、それなりのグラフィックボードが必要です。

CADと同じOpenGLというプラットフォームをもとに作られているQuadroシリーズ(現NVIDIA シリーズ)が最適なのでこちらを選べばOKです。以下の表を参照。

Quadroには大きく分けて3種類あります。「Quadro Tシリーズ」、「Quadro RTXシリーズ」というものに加え、最近ですと「NVIDIA シリーズ」が誕生。もはやQuadroという名前も消失し、全く新しい最新規格へと進化しました。

NVIDIA シリーズ

NVIDIA シリーズ CUDAコア数
NVIDIA RTX A6000(48GB) 10752
NVIDIA RTX A5000(24GB) 8192
NVIDIA RTX A4000(16GB) 6144
NVIDIA T1000(4GB) 896
NVIDIA T600(4GB) 640
NVIDIA T400(2GB) 384

CUDAコア数が高ければ高いほど高性能を表します。

3DCADを使うのであればNVIDIA T1000は欲しいですし、BIMの解析も行うのであればNVIDIA  RTX A5000が欲しいところです。同時並行で作業を行う方や、解像度の高い3Dデータを作ろうとしている方は最低でもNVIDIA RTX A4000以降を選んでいきたいです。

メモリは16GB以上

メモリは16GB以上を選びましょう。AutoCADLTの推奨が16GBなので、この数値は必須かなと思います。特に3Dをメインで使う人は32GBでもいいと思います。

パソコンのフリーズの原因としてメモリ不足があげられるので、将来的に大規模領域3DCADを使用する人であるならば32GBを搭載しておくことをお勧めします。

スペックの選び方のまとめ

  • CPU・・・XeonあるいはCore i9。
  • グラフィックボード・・・機械CADでNVIDIA T1000以上。建築CADでNVIDIA RTX A4000以上。
  • メモリ・・・機械CADなら16GB。建築CADなら32GB。

以上こちらを参考に選ばれると失敗はありません。

お得なBTOショップを選ぶ


ワークステーションで必要なスペックを選んだら、次に大切なのは適切なショップ選びです。

ここでは、BTOという意味と「なぜBTOがおすすめなのか」、その理由を以下で詳しく解説します。

BTOパソコンとは

そもそもBTOとは「Build To Order」の略で受注生産という意味です。

注文を受けてから製品を生産するので、市販の完成品版の製品を買うよりもプロセッサーやメモリ、ハードディスクを要求に応じたパソコンを作る事ができます。

BTOパソコンショップがおすすめな理由

初めてCAD用パソコンの購入を考えているなら、BTO(Build In Order)パソコンがおすすめです。

なぜならBTO専門ショップは、ユーザー希望のパソコンを一から組み上げる受注生産により、直接販売により間接的な手数料を取らないため、製品を格安で購入できるらです。

BTOではない市販の製品には、以下のような特徴があります。

  • 不要なソフト(「いらない」便利な機能がたくさん。)
  • 余計な仕様(幅広いユーザーを対象としているため充実。主にパソコン初心者)
  • お金がかかる見た目(他社製品より目立たせる外観)

これらに該当するため、パソコン自体の値段が自然と割高になっています。高性能なワークステーションは、パーツ自体の値段がそもそも高いので、全体にすると高額になってしまいます。安く済ませようとしても限度があるのです。

BTOショップは、そもそもの値段が安いので高性能ワークステーションでもお得に購入ができる仕組みとなっています。

グラフィックスボード別ワークステーション

グラフィックスボード別ワークステーション

  • NVIDIA T400
  • NVIDIA T600
  • NVIDIA T1000
  • NVIDIA RTX A2000
  • NVIDIA RTX A4000
  • NVIDIA RTX A4500

遷移先のページでは該当PCの標準装備の状態の場合で、表記のグラフィックスボード以外のものが積まれていることがあります。

任意にて「カスタマイズ」より該当グラフィックスボードを選択することで、以下の装備が可能です。

NVIDIA T400

ThinkStation P350 Tower ミニタワー型 159,027円

公式HPはこちら

Core i5-11400
8GB
NVIDIA T400
マウス DAIV Z5-T4  ミドルタワー型 234,800円〜

公式HPはこちら

Core i7-12700
32GB
NVIDIA T400
マウス DAIV X10-T4 ミドルタワー型 279,800円

公式HPはこちら

Core i9-10900X
32GB
NVIDIA T400
Dell Precision 3460 スリム型 198,801円

公式HPはこちら

Core i7-12700
8GB
NVIDIA T400
Dell New Precision 3260 ミニタワー型 201,200円

公式HPはこちら

Core i5-1235U
8GB
NVIDIA T400
Dell New Precision 3660 ミドルタワー型 293,201円

公式HPはこちら

Core i9-12900K
16GB
NVIDIA T400
HP Z2 Tower G9 Workstation ミニタワー型 259,050円

公式HPはこちら

Core i3-12100
8GB
NVIDIA T400

NVIDIA T600

ツクモ QA7J-F223/ZB ミドルタワー型 232,800円

公式HPはこちら

Core i7-13700KF
16GB
NVIDIA T600
ツクモ QA9J-F223/ZB ミドルタワー型 264,800円

公式HPはこちら

Core i9-13900KF
16GB
NVIDIA T600

NVIDIA  T1000

ThinkStation P350 Tower

ミニタワー型 266,277円

公式HPはこちら

Core i7-11700K
16GB
NVIDIA T1000
ツクモ QA7J-F223/ZB

ミドルタワー型 255,900円

公式HPはこちら

Core i7-13700KF
16GB
NVIDIA T1000
ツクモ QA9J-F223/ZB

ミドルタワー型 287,900円

公式HPはこちら

Core i9-13900KF
16GB
NVIDIA T600
マウス DAIV Z7-T1 

ミドルタワー型 274,800円〜

公式HPはこちら

Core i7-12700
32GB
NVIDIA T1000
Dell Precision 3460

スリム型 221,329円

公式HPはこちら

Core i7-12700
8GB
NVIDIA T1000
Dell New Precision 3260

ミニタワー型 223,728円

公式HPはこちら

Core i5-1235U
8GB
NVIDIA T1000
Dell New Precision 3660

ミドルタワー型 293,201円

公式HPはこちら

Core i9-12900K
16GB
NVIDIA T1000

NVIDIA RTX A2000

フロンティア FRGH670/CG3
ミドルタワー型 269,800円

公式HPはこちら

Core i7-12700F
32GB
NVIDIA RTX A2000
ツクモ QA7J-F223/ZB

ミドルタワー型 288,900円

公式HPはこちら

Core i7-13700KF
16GB
NVIDIA RTX A2000
ツクモ QA9J-F223/ZB

ミドルタワー型 320,900円

公式HPはこちら

Core i9-13900KF
16GB
NVIDIA RTX A2000

NVIDIA RTX A4000

ThinkStation P350 Tower

ミニタワー型 419,001円

公式HPはこちら

Core i7-11700K
32GB
NVIDIA RTX A4000

NVIDIA RTX A4500

ツクモ QA7J-F223/ZB

ミドルタワー型 486,900円

公式HPはこちら

Core i7-13700KF
16GB
NVIDIA RTX A4500
ツクモ QA9J-F223/ZB

ミドルタワー型 518,900円

公式HPはこちら

Core i9-13900KF
16GB
NVIDIA RTX A4500
マウス DAIV Z9-A45

ミドルタワー型 584,800円〜

公式HPはこちら

Core i7-12700
32GB
NVIDIA RTX A4500
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おすすめなワークステーションメーカー5選

ここでは、ワークステーションにおすすめなBTOメーカーを5つピックアップしました。

  • マウス
  • レノボ
  • フロンティア
  • DELL
  • HP

おすすめな商品はどのメーカーも販売されていますが、商品毎に特徴が異なります。メーカー毎に同じスペックを選んだとしても値段に開きがあるので注意してください。

特に、以下で紹介するmouseドスパラは他のメーカーに比べ格安で購入できます。カスタマイズをしてスペックをあげることが可能です。

マウスコンピューター

  • DAIVはプロクリエイターに使われる一台
  • デスクトップ・ノートの種類が豊富
  • Officeソフトが同時購入で特別価格で購入できる
ポイント なし
お届け日 15時までの注文で3・4営業日で出荷
送料 3,240円(税込)
下取りサービス 1,000円(税抜)割引

マウスコンピューターは、ドスパラに次ぎ、安くて高品質なパソコンが手に入るBTOメーカーです。乃木坂46のCMが有名ですよね。

マウスには様々なシリーズのパソコンがありますが、ワークステーションを販売しているMouseproは法人向け。業務内容に合わせて、低価格ですがスペックにこだわった一台をつくることができます。

MouseProは、ノートパソコンも種類が豊富です「Quadro」を搭載したモデルが販売されています。Mouse Proは、法人向けPCなのですが、個人でも購入可能です。幅広い種類から、お気に入りの一台を見つけたい方はマウスのパソコンを御覧ください。

レノボ

  • セールの割引額が大きい
  • 一部のパソコンは国内生産
  • 納期がかかります。
ポイント なし
お届け日 2〜3週間程度で出荷
送料 送料無料
下取りサービス なし

レノボのパソコンは、元値からの割引率も高く、お得感があるのがポイントです。ポイント制度と下取りサービスは、無いので、割引率でどういった点をまかなっているのでしょう。
送料無料なので、余計な出費がかからないのは嬉しいですね。しかし、納期が長く、注文から2〜3週間と辛抱が必要です。

パソコン工房

BTOパソコン・パソコン関連商品がお買い得!パソコン工房のセール
  • 全国に実店舗を構える
  • 即日出荷対応パソコンがある
  • 無料会員登録でポイント獲得
ポイント あり。無料会員登録が必要
お届け日 「即日出荷」PCは、14時までの注文で当日出荷
送料 2,160円(税込)
下取りサービス 1,000円(税抜)割引

パソコン工房は、全国に40店舗以上の実店舗があるので、実機を見ながら購入できるBTOメーカーです。実店舗での受け取りで送料が無料となるので、近くに店舗がある方は送料支払わずに節約することもできます。

即日出荷対応パソコンもあり、14時までに注文すれば当日に出荷してくれます。すぐにPCが欲しい方は、ぜひこういったPCを選択しましょう。

会員になると、ポイントも貯まるので購入の際は忘れずに会員登録は済ませておきましょう。

DELL

デル株式会社
  • 世界的有名BTOメーカー
  • 3年間の保守サービスが標準装備
  • 海外の工場からの発送なので納期がかかります
ポイント なし
お届け日 3~4営業日で工場から出荷
送料 無料
下取りサービス なし

DELLは、ラインナップ豊富なパソコンでHPと同じく世界的シェアを誇るメーカーです。

商品は3年間の保守サービスが追加料金なしで付いているので、もしもの時にも安心です。モニターやマウスといった周辺機器も同時購入すると割引価格で購入することができます。

持ち運びならモバイルワークステーション


持ち運びに便利なモバイルワークステーションという選択をすることで、より実用的になります。

モバイルとはいえ、高機能でパフォーマンスにおいては十分備えていますし、中には軽量モデルもあるので、そちらのほうが都合が良いという場合もありますね。

モバイルワークステーションについてはこちらで詳しく解説しています。

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中古のワークステーションでも使えます

中古のパソコンショップでもワークステーションが売っているので、予算が無い方はこういったショップから選ぶことも可能です。

1万円台からXeon搭載のワークステーションが販売されています。グラフィックボードにしっかり搭載されていて、格安で根右手可能です。

しかし、「使用感のある」点はデメリットと言えるでしょう。神経質な方には向かないので、この点注意してくださいね。

まとめ

今回は、ワークステーションのスペックの選び方とおすすめ商品を解説してきました。

性能とより信頼できる一台が求められる時代には、最新のワークステーションが必要です。ぜひ記事を参考に、より良いスペック選びをしてくださいね。

持ち運びに便利なモバイルワークステーションについては、以下の記事にて解説しています。合わせてご覧ください。