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ワークステーションとパソコンの違いとは?どういう作業に向いてるの?

ワークステーションはパソコンとは違い高性能で特別な機能を持っています。普通のパソコンと何が違うの?こんな風に思われた方も多いのではないでしょうか。

情報局

僕は元プラント設計士として働き、CADを使うためワークステーションを使ってきました。

これまで色々なワークステーションを使用してきましたが、用途に合わせて通常のデスクトップと使い分ける。というのが

今回はワークステーションの説明とともに、ビジネスで活用できる事例を紹介していきます。

ワークステーションとは

【↓ドスパラのワークステーション WS2↓】


ワークステーションはCADや動画編集、高速処理を必要とされる仕事向けに、開発された高性能コンピューターです。しかし単なる「高性能のコンピューター」というわけではありません。

ソフトのパフォーマンスを落とさないを安定的、それを支えるハード設計を兼ね備えているこのことがワークステーションの特徴といえるでしょう。

値段も高額という点も特徴の1つです。高性能の能力を積むことで、自然と値段が釣り上がので、個人ではなかなか手が出しにくい価格設定となっています。

ワークステーションって何がすごいの?

ワークステーションの「高性能・安定性」この2つのキーワードについて、先ほど触れましたが、具体的に以下のような点に優れています。

高性能なハードウェア


3DCADといった高解像度の処理に強く、通常のCPU内蔵パソコンだと本体動作のメモリの容量を食い、グラフィック処理が追いつきません。画像処理をしながら、メインのパソコンを動かすという作業が苦手なのです。

一方、ワークステーションは、専用の外付けグラフィックボードを使うので快適な動作をすることが可能です。Nvidia Quadroというワークステーション用のグラフィックボードが搭載できるので、3DCADの操作も快適に動かすことができます。

CADソフトの動作確認済み!ISV認証取得


ワークステーションの特徴の1つに、ソフトの動作が検証されている点です。AUTODESKやAdobeといった有名ソフト会社はISV認証を取得しています。

ISVとは( Independent Software Vendo)の略で、事前にソフト会社がワークステーション本体を使いソフトの動作確認をしています。

なので購入後に動かないというトラブルはめったにありません。万が一不具合があった場合は、ワークステーションメーカー、ソフトメーカーが課題解決に対応してくれます。

安定性に優れたXeon搭載


通常パソコンだとインテルCorei5といったCPUを使用するのですが、ワークステーションにはインテルXeonを使います。

こちらは、ワークステーション用に開発されたCPUでコア数も多く、高速な処理やメモリの転送速度が速いです。これにより、容量の大きいデータや複雑なデータの処理が得意ということです。

ECCメモリーでデータの紛失を防ぐ


ECCメモリーはError Checking and Correctionの略で、コンピューター記憶機能を守るという意味です。

万が一、プログラムが停止してデータを失うのを防ぎ、事前に誤作動を検出するこちらのパーツはワークステーションに搭載できるように設計されています。

静音性と冷却に優れた本体設計


これほどまで高性能な機能を詰め込むと、サイズが大きく、発熱量・消費電力も凄まじくなります。そのため性能のいいモデルになるにつれ、電源が強化され、発熱を効率よく排出できるようにな設計になっています。

静音性にもこだわっていて、騒音はほとんど気にならない製品も多いです。

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ワークステーションはどういう作業の仕事に向いているの?

CAD


手軽にCADを使いたいという人から、大規模な建築の3Dデータを作りたいという人まで幅広く向いています。

機械・建築・土木といいた多ジャンルのデータも扱えるので、重いデータなどを扱えるマシンが揃っています。
>>おすすめなワークステーションの選び方【予算内で最大スペック】

3DCG制作

3DCGにもワークステーションはおすすめです。

モデリングやアニメーション様々な工程で、高性能なパソコンは求められますよね。

映像が綺麗であればあるほど、滑らかに出力されますし、表現の幅も広がります。
>>3DCGにおすすめなパソコン【一押しノートPC・デスクトップを紹介】

映像編集


動画の編集にも優れたパフォーマンスを発揮します。高速処理によって編集時間や、アップロード時間の短縮に期待できるので、作業もはかどります。

最近では4Kの動画編集、将来的には8Kの動画編集も予想されるので、スペックを今から積んでおくのは効果的かと思います。

ディープラーニングなどの演算処理

多くの学習テーブルで演算処理が行われるので、実際の作業には強力かつ、多くのGPUが必要です。

専用のワークステーションを用いることにより、強力なGPUを複数搭載させることができるので、学習時間の短縮をすることができます。

まとめ

高性能なコンピューターであるとはいえ、値段が高額なので個人が手を出しにくいというのがありました。

近年では、価格を抑えたワークステーションも販売され、個人法人問わず、手が届きやすい商品となっています。